個人事業主の事業承継!
個人事業主の事業承継
個人事業主の事業承継は、スキーム的には中小企業の事業承継と大きな違いはありません。
ただし中小企業との大きな違いは、中小企業が仮に規模が小さくても組織で成り立っていることと比べて、個人事業では取引先との関係、事業設備、ノウハウ等の全てが個人事業主本人と強くリンクしていることです。
そのため個人事業主の事業承継を考えるとき、最も検討が必要な点は、どのようにして個人の資産を承継するかと言うこと。
この点をうまく処理しておかないと、個人事業主が突然亡くなったときには、その相続財産の遺留分をめぐって親族間で大きな争いが起きがちです。
そうなると感情的な争いが優先されてしまい事業承継の話どころではなくなります。
そのため個人事業主は、生きている間に事業承継がうまくいくよう、相続人の遺留分にも十分配慮して承継計画を確実に実行していく必要があるのです。